仕事が立て込んでいて、ブログの更新が止まってしまいましたが、おかげさまで現在制作しているホームページは、かなり良い出来になってきています。

ここ数年ハルリで制作させていただいたほぼ全てのホームページはWordPressを使ったもので、ハルリからご提案してWordPressにするのではなく、お客様の方からWordPressを指定されますので、WordPressを使ったホームページがかなりスタンダードになってきているかと思います。

WordPressはシステムを構築しなくてはいけないため、通常のホームページと比べて工数が増え、制作費用が上がってしまいますが、ブログが更新できるようになるだけでなく、その他にも様々な機能を追加することができたり、後から機能を追加することができるため、完成後の運営までを考えると、WordPressでホームページを制作するのはベストな選択の一つです。

企業のホームページなら、ビジネスに活用できるというのはとても重要な要素で、ビジネスに活用できるホームページが企業にとっての良いホームページだと思います。

そこで今回から全10回にわたって、WordPressで良いホームページを作るための9つのポイントについて書いていきたいと思います。

WordPressでのホームページが作り方を書いた記事はたくさんあるかと思いますが、そういった「ただホームページを作る」という基礎的な話ではなく、「良いホームページにするためにはどうすればいいのか?」といったビジネスの視点・実務的な視点で書きます。

WordPressとホームページを網羅した内容になりますのでボリュームがありますが、全ての記事を読んでいただければ、

  • なぜWEBがうまくいかないのか?
  • どうすればWEBがうまくいくのか?
  • どのようなホームページが良いホームページなのか?
  • WordPressでホームページを作る時はどのようなことを考えればいいか?
  • WordPressでホームページを作る時はどのようなことに気を付ければいいか?
  • ビジネスに活用するために、自社のホームページには何が足りないのか?

といったヒントになるかと思いますので、ぜひこのテーマの記事を最後まで読んでいただければと思います。

今回の記事はその序章となりますが、背景を知っていただくことで、次回からの記事の理解が深まると思いますので、今回の記事もぜひ最後まで読んでいただければと思います。

WordPressで作られているホームページで、良いホームページはほとんどない

これまでたくさんのWordPressで作られたホームページを見てきましたが、ほとんどのホームページはお問い合わせフォームなどの必要な機能を付けて、デザインを整えただけのものです。

「ホームページは機能とデザインしかわからない」という方も多いと思いますし、「必要な機能が付いていて、デザインが整えられていればそれで十分」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、必要な機能を付けて、デザインを整えただけでは、十分にビジネスに活用することはできませんし、WordPress特有のリスクやデメリットもあります。

そして、WordPressでホームページを作る際に機能とデザインだけしか考えないホームページ制作会社も多いので、WordPressのことを何も知らずに、そのような制作会社に依頼してしまうと、良くないホームページができあがってしまい、結果的にWEB戦略の失敗に繋がりかねませんので、ぜひどういったことを考えればいいかを知っていただければと思い、今回このようなテーマを書くことにしました。

これからホームページ制作を依頼する会社様は、制作を依頼する際にどういう指示をすればいいかの参考にしていただいて、すでにWordPressを使ったホームページをお持ちの会社様は、自社のホームページの現状を確認するためのチェック項目として活用していただければと思います。

WordPressで良いホームページを作るための9つのポイント

どれかができていても、どれかができていなければ、そこがボトムネックになってしまうことがありますので、良いホームページを作るには多角的な視点が大切です。

WordPressを使ってホームページを作る場合は、WordPressのシステムの構築についても考えなくてはいけなくなるため、より多角的な視点が必要になり、良いホームページにするためのポイントが増えます。

WordPressで良いホームページを作るための9つのポイントは次の通りです。

  1. WEBマーケティング
  2. WEBデザイン
  3. SEO対策
  4. ページの軽さ
  5. セキュリティ
  6. 拡張性
  7. バグの発生確率を抑える
  8. 使いやすさ
  9. メンテナンス性

1~4はWordPressに限らず、通常のホームページでも必要なことで、5~9はWordPress特有のポイントになります。

次回からそれぞれのポイントについて書いていきますが、次回の記事に行く前に気を付けていただきたいことが3つあります。

全てのポイントに当てはまることなので、ご留意して各ポイントを読むようにしてください。

1、十分なレベルで行うこと

例えばWEBマーケティングなら、それらしくは行っていても、結果的に十分なレベルでWEBマーケティングをしていなければ、当然効果は見込めませんし、ページの重さも多少の軽量化を行っていたとしても、結果的にページが重ければ、十分なレベルでページの重さを考えて作られているとは言えません。

どのポイントにも共通して言えることですが、ただやればいいのではなく、十分なレベルで行うことが大前提になります。

これが最も大切なことです。

2、優先順位を考慮する

例えば、WEBデザインを良くするためにページが重くなってしまったり、ページを軽くするためにメンテナンス性が若干下がってしまうことがあったり、それぞれのポイント同士がトレードオフ(二律背反)の関係になることがあり、1つのポイントのレベルを上げるためには、他のポイントのレベルを下げなくてはいけないことがあります。

全て満点なのが理想ですが、現実には全てを満点にすることはできません。

そのため、ホームページの目的を考慮して優先順位を付け、最適なバランスと総合点が高めることが大切です。

3、必要性を考慮する

WEBマーケティング・WEBデザイン・SEO対策は、ホームページの目的によってはあまり必要ない場合もありますので、必要がなければ考慮する必要はありません。

あとがき

今回はお読みいただく前の説明が主になりましたが、今回の記事を読んでいただければ、次回以降の記事の理解がより深まると思います。

次回WEBマーケティングについて書きます。