WordPressで良いホームページを作るための9つのポイントの1つ目はWEBマーケティングです。

企業のホームページの場合、なにかしらの目的を持っているかと思いますが、「お問い合わせを増やしたい」「新規顧客を獲得したい」といった営業的なものだけでなく、「企業のイメージアップをしたい」「採用を強化したい」といった目的の場合もWEBマーケティングが必要になりますので、どのような目的でもWEBマーケティングは必要になります。

そして、WEBマーケティングの質によって効果が何倍、何十倍、何百倍と変わることもあり、ホームページの目的を達成するために非常に重要な要素です。

「WEBがうまくいかない」というお悩みのほとんどは、このWEBマーケティングが適切に行われていないことが原因です。

WEBマーケティングの3つの段階

これまでいろいろな企業のご相談を受けてきてわかったのが、WEBマーケティングには3つの段階があります。

  1. 目的の効果が十分に出てなく、目的以外のマーケティングも考えられていない
  2. 目的の効果が出ているが、目的以外のマーケティングは考えられていない
  3. 目的の効果が出ていて、かつ目的以外のマーケティングも考えられている

3つの段階はそれぞれ『目的の効果が出ているかどうか』『目的以外のマーケティングが考えられているかどうか』の2つのベクトルで考えていただけるとわかりやすいかと思います。

WEBマーケティング3つの段階

1の段階は、問題が表面化しているので、問題を認識しやすいというのもあり、この段階のご相談が最も多いです。

1の段階の会社様から2の段階を求められることが多いのですが、1から2の段階にするのはさほど難しいことではなく、他のブログでそのような記事はたくさん書かれていて、あまり価値のある内容ではないので割愛いたします。ご興味があれば個別にご相談いただければと思います。

次に2の段階ですが、目的の効果が出ているので、一見問題がないように感じるかもしれませんが、マーケティングは様々な部分に影響するので、マーケティングのやり方によって、数字に表れにくい部分まで変わってきます。

目的の効果を出すのは大前提として、さらにその他の効果まで出るように考えたのが、3の段階のWEBマーケティングです。

多くのマーケティング担当の方は数字しか見ないため、こういった数字に表れにくい部分にまで影響することを知らない方もいらっしゃるかと思います。

数字に表れにくい部分にまで影響することを知っているのと知らないのとでは大違いで、このような概念があることを知るだけでも、今回の記事を読む価値は大きいので、ぜひ知っていただければと思います。

WEBマーケティングのやり方でこのように変わる

目的以外の効果も考える、つまりマーケティング全体でWEBマーケティングを考える3の段階のWEBマーケティングと、目的の効果しか考えない2の段階のWEBマーケティングでは具体的にどのように違うのか、具体例をご覧いただくとわかりやすいかと思います。

誤ったプロモーション強化

プロモーションを強化することで本来の目的の効果を上げることができますが、やりすぎてしまうとクレーム率が上がったり、企業イメージを損なってしまう危険性もあり、短期的には効果があっても、長期的には時間の経過と共にマイナスの影響が出る場合があります。

日常生活に置き換えていただくとイメージしやすいと思いますが、洋服を見になにげなく入ったお店の時に店員さんの押しが強かった場合、その時は洋服を購入したとしても、次からお店に入りにくくなったり、そのお店に悪いイメージを持ってしまうのと同じです。

逆に成約率が高く、さらに企業イメージもアップしたり、会社のブランディングにも繋がるプロモーション方法もあり、そのような良いWEBマーケティングはリピート率が向上したり、紹介が増えたり、クレーム率が低くなるなど、本来の目的以外にも良い効果が出たり、時間の経過と共に企業イメージアップ・ブランディングが強化されていき、長期的にもプラスになります。

プロモーションの違いで様々な効果が変わってくるのは、営業職を経験したことがある方ならご理解いただけるかと思いますが、同じ商材を扱っているのに、営業マンによって売上が違うだけでなく、リピート率やお客様の紹介の数、クレーム率が違うのは、営業マンが行っている営業(プロモーション)の違いで、お客様が抱く会社のイメージも変わってくるのと同じです。

自社の商品・サービスの価値を下げるマーケティング

ハルリがお客様の会社のWEBマーケティング戦略の策定に関わらせていただく際は、当然ですが目的の効果はもちろん、マーケティング全体を考えた3の段階のWEBマーケティングを構築しています。

以前ハルリがWEBマーケティング戦略の構築に関わらせていただいた案件で、効果を上げるために自社の商品・サービスの価値が下がってしまうWEBマーケティングをしようとしているお客様がいらっしゃいました。

お客様の会社のマーケティング担当の方は、自社の商品・サービスの価値を下げようと思って、そのようなWEBマーケティングをしようとしていたのではなく、そのWEBマーケティングをすることで自社の商品・サービスの価値が下がってしまうことを知らず、その方法以外で効果を上げる方法を知らなかっただけでした。

そこで、お客様が求めている効果を出しつつ、さらにお客様の会社の商品・サービスの価値も上がるようなWEBマーケティングをご提案させていただいて実行したところ、商品・サービスの価値を上がながら、高い水準の成約率を出すことができました。

あとがき

WEBマーケティングについては、まだまだたくさん書きたいことがありますが、全て書くと膨大な量になってしまい、本格的に書くとオフラインのマーケティング戦略、経営戦略、財務といったところにまで範囲が及び、複雑な内容になってしまうため、今回はテーマに沿った内容に絞って書きました。

良いWEBマーケティングにするためには、多角的な視点を持って、マーケティング全体を考えることが大切です。

ハルリは、ホームページを制作するだけでなく、WEBマーケティング戦略の策定ができることが大きな強みの一つです。

WEBマーケティングでお悩みの会社様がいらっしゃいましたら、お気軽にハルリにご相談ください。