WordPressで良いホームページを作るための9つのポイントの4つ目はページの重さです。

ページの重さもWordPressで作られているかに関係なく、通常のホームページでも大切な要素の一つで、スマートフォン対応とは違い、まだまだ一般的に知られていないので、9つのポイントの1つとして挙げました。

ページが重いデメリット

ビジネスのホームページなら効果は欠かせない、効果を出すためにはページの重さも欠かせない要素なのに、ホームページを作るプロでも重要な要素だと認識していない制作会社がまだまだあり、ページの重さを意識して作られていないホームページがたくさんあります。

当然ですが、ページは軽いに越したことはないので、ハルリではお客様のご要望を考慮しつつ、できるだけページが軽くなるようにホームページを制作しています。

ページが重くなると、どのようなデメリットがあるのかを知れば、ページの重さが重要な要素の一つである理由をご理解いただけるかと思います。

ページの重さはホームページの作りとサーバーの性能の2つの要因があります。

サーバーの性能につきましては、今回の記事の主旨から外れてしまうので、別の機会に書きたいと思いますが、ハルリが保守サービスをご提供のは、高速サーバーを使うメリットがあるのも理由の一つです。

ページが重い時のデメリットは次の通りです。

  1. ページを表示するまでの時間が長くなる
  2. 離脱率が上がり、WEBマーケティングのパフォーマンスが低下する
  3. SEO対策で不利になる
  4. サーバーの負荷が増える

ページが重いと、まずページを表示するまでの時間(ページの読み込み時間)が長いと、PV(ページビュー)が下がります。

PVとは、一人のユーザーが何ページ見たか?の指標で、現実のホームページをイメージしていただけるとわかりやすいかと思いますが、ページが表示されるまでの時間が長いと、次のページを見る時に待たされてしまうので、興味はあっても他のページを見るのが面倒になってしまい、そのホームページから離脱してしまいます(離脱率の向上)

離脱されてしまうと、ホームページを見ていただいた方に十分な情報を伝えられないため、成約率が下がり、結果的にホームページのパフォーマンスが落ち、効果が下がってしまいます。

次に、今の検索エンジンはページの重さも評価の対象としているため、SEO対策にとっても不利になります。

そして、ページが重いとサーバーの負荷も増えてしまうので、せっかくアクセスしてもらっても、アクセス数が急増した時にサーバーが落ちやすくなってしまうため、機会損失になってしまう可能性があります。

このように、ページが重くなることで、特に効果を期待している企業にとってはデメリットが多く、デメリットが多いのに、対策をしていないホームページがあまりにも多く、このブログを読んでくださっている方にはぜひご理解いただきたいので、9つのポイントの一つとして挙げている訳です。

ホームページのページの重さの計測方法

どれくらい違うのか、実際の数値で見ていただいた方がわかりやすいかと思います。

実際の数値は、Pingdom Toolsにアクセスして、URLを入力して地域を選択して「START TEST」をクリックすると計測することができます。

pingdom website speed test

ここで特に重視していただきたいのは、「Page size(ページサイズ:ページの容量)」と「Load time(読み込み時間)」の2つです。

ページの重さの対策をしているかどうかでこれだけ違う

ページの重さを意識しているかどうかで、どれくらい違うのか実際の数値をご覧いただくとわかりやすいかと思います。

ページを軽量化する前

これは実際のハルリのお客様で、リニューアル前の他社で作られたホームページで、お客様が管理しているサーバーの状態です。

ページサイズは4.0MB、ページの読み込み時間は4.33秒です。

基準が知らないとわかりにくいかもしれませんが、ページサイズが4.0MBは重い方で、ページの読み込み時間4.33秒はかなり遅い方で、これではホームページを見てくださっている方がストレスを感じて離脱しやすくなってしまいます。

これをテキストとデザインと機能はそのままで、ハルリでページが軽くなるように作り直して、サーバーもハルリの保守サービスを利用すると、次のように変わりました。

ページ軽量化後

ページサイズ・読み込み時間共に、半分以下になりました。

ページサイズが少なくなり、ページの読み込み時間も短くなることで、次のページを見てもらいやすくなって、成約率が上がり、最終的に成約率に影響して、より効果を出しやすくなります。

繰り返しますが、同じテキスト・同じデザイン・同じ機能で、ホームページの作り方によって、これだけパフォーマンスが変わるのです。

通常のホームページでも同じことですが、ホームページの作り方によって、ページサイズ・ページの読み込み時間が変わります。

WordPressの場合、システムも絡んでくるため、ホームページの作り方・システムの組み方によって、ページサイズ・ページの読み込み時間は、さらに差が大きくなります。

さらに繰り返しますが、これだけ差が大きく、そしてパフォーマンスにも大きく影響するのに、ページの重さに無頓着なホームページは非常に多いのです。

統一的な基準はありませんが、ハルリではパフォーマンスを最優先するお客様には、ページサイズ1MB前後以内・ページの読み込み時間1秒前後以内、デザインを優先するお客様やページが重くなる機能をご希望されるお客様には、ページサイズ2MB前後以内・ページの読み込み時間2秒前後以内を目安にしています。

ページが重くならないようにするためには?

ページの重さは、ホームページの作り方とサーバーの性能の2つの要因を挙げました。

サーバーについては、今回の記事の主旨とは違うので割愛しますが、ページの重さに影響するホームページの作り方は、ページが重くならないデザインとページの軽量化です。

ちなみにですが、先程のハルリで作り直す前と後の比較は、ページの軽量化まで行っています。

WEBデザインにつきましては、きれいなデザインが評価されやすいですが、ページが重くなるデザインとページが重くならないデザインがありますので、効果を出すことを目的にしているのなら、ページが重くならないデザインにすることもぜひ考慮してください。

あとがき

いかがでしたでしょうか?

ページの重さを考慮して作るかどうかで、これだけの差が生まれ、そしてページが重くなることでデメリットもあるとわかれば、欠かせない要素の一つだということはご理解いただけたかと思います。

良いホームページを作ろうと思うなら、ページの重さもぜひ意識するようにしてください。

ハルリでは、良いホームページ制作にこだわっており、ページの重さも考慮したホームページを制作しています。

良いホームページ・パフォーマンスの高いホームページをお考えの会社様はぜひハルリにお気軽にご相談ください。