WordPressで良いホームページを作るための9つのポイントの5つ目はセキュリティです。

WordPressはハッキングの攻撃を受ける

WordPressは、CMS(Content Management System)と呼ばれるシステムの一種で、どのようなシステムでもホームページにシステムを導入したら、ハッキングされる可能性があるので、セキュリティは必要不可欠になってきます。

もちろんセキュリティ対策をしなくても使用することはできますが、ハッキングされる危険性が高まります。

WordPressは使われている数が多いため、ハッカーはツールによるハッキング攻撃を行ってので、WordPressは特にハッキング攻撃を多く受け、少し有名なサイトになれば、1日数百回、またはそれ以上の回数の攻撃を受けることもあります。

あまり知られていませんが、実際に多くのWordPressでハッキングの被害が出ています。

WordPressがハッキングされるとどうなるか?

WordPressがハッキングされると、次のような被害を受けます。

  1. ホームページを乗っ取られる(管理画面にログインできなくなる)
  2. ホームページの改ざんされる
  3. ホームページにウィルスを仕組まれる
  4. 会員情報の流出

1はホームページが使えなくなってしまい、234はホームページを見た方にも被害が及んでしまうため、ハッキングされると不便なだけではなく、会社の信用問題にも発展してしまいます。

ツールによるハッキングを防ぐには?

ハッキングされると被害が大きいため、心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ツールによるハッキングは、攻撃のパターンが決まっていますので、適切なセキュリティを構築していれば、まず破られることはありません。

逆説的にいえば、ハッキングされたWordPressは、適切なセキュリティを構築しておけば被害に遭わなかったのに、セキュリティが不十分だったために、ハッキングされたのです。

ここまで読んでいただくと、セキュリティの重要性をご理解いただけて、「それなら適切なセキュリティを構築するのは当たり前」とお考えいただけるかと思いますが、ここからが本題です。

ほとんどのWordPressは適切なセキュリティが構築されていません。

言い換えるなら、ほとんどのWordPressはツールでハッキングされる危険性のある状態のまま使っています。

ちなみに、WordPressには『Akismet Anti-Spam』というセキュリティに関するプラグインがはじめからインストールされていますが、Akismet Anti-Spamだけではツールによるハッキング攻撃は防ぎきれません。

「プロである制作会社に任せているからそんなはずはない」とお考えになる方もいらっしゃるかと思いますが、プロである制作会社でも適切なセキュリティまでしっかり行っている会社は非常に少ないです。

今でもツールによるハッキングの被害が多いのは、それだけ適切なセキュリティを構築していないWordPressが多いためです。

実際にハルリでは、これまでいろいろな会社のWordPressのリニューアルを行わせていただいて、リニューアル前の状態を確認してきましたが、他社でホームページの制作・保守を行っていて、適切なセキュリティが行われていたお客様は一社もありませんでした。

それだけ適切なセキュリティまで行っている制作会社は少ないのです。

人によってはそれでも十分だと感じるかもしれませんが、それではハッカーのツールによるハッキング攻撃を十分に防ぐことはできませんので、ハルリとしては不十分だと考えています。

ちなみに、ハルリでは適切なセキュリティを構築する以外にも2重3重4重のセキュリティを構築しており、未だに第一段階のセキュリティも突破されていません。

セキュリティを考えるなら万が一の事態にも備える

どんなに強固なセキュリティでも100%のセキュリティはありません。

これは某有名なセキュリティソフトの企業も「コンピュータウィルスを100%防ぐことは不可能」と言っていますし、またそのような心構えでなくては万全のセキュリティ体制は築くことができないと思います。

また、ニュースにもなったハッキング被害は、担当者がスパムメールを開いてしまったことが原因で、ハッキングはツールによるものだけではなく、ホームページとは関係のないことが原因でハッキングの被害に遭う可能性もあるので、万全のセキュリティを構築することはもちろんですが、万が一ハッキングされてしまった時のことも考えて備えておく必要があります。

たまにハッキングされてしまった時の備えをせずに復旧を依頼する会社様がいらっしゃいますが、ハッキングされてしまった時の備えがなくては、いくらプロでも元通りに復旧することはできません。

自動車を運転される方でしたら、任意保険にも加入されているかと思いますが、安全運転をするのはもちろんのこと、万が一に備えて任意保険に加入するのと同じような感覚です。

万が一ハッキングされてしまった時の備えが、定期的なバックアップです。

テーマ(テンプレート)はもちろん、記事データ、各種設定などのデータも全て定期的にバックアップしておく必要があります。

強固なセキュリティ体制を築いて、ハッキングの被害を限りなくゼロに近付けつつ、万が一にも備えるのが本当の意味での万全のセキュリティかと思います。

あとがき

万が一ハッキングされてしまった時の被害は大きいのに、まだまだセキュリティが軽視されているので、WordPressで良いホームページを作るポイントの一つとして挙げました。

ハルリにご依頼いただいたお客様でもセキュリティの重要性をご存じない会社様も多いので、セキュリティを意識されていないお客様には、セキュリティ対策もおすすめするようにしています。

ただ、セキュリティに関しては、どうしても不安を煽るようなマーケティングになってしまい、不安を煽るようなマーケティングは良いマーケティングではないため、ご興味のあるお客様にだけ詳しく説明するようにしています。

実際のホームページの運営では、適切なセキュリティを構築して、さらにそれを維持していくということが必要になり、適切なセキュリティを維持していくためには、常に最新の情報が必要になってきて、お客様だけでセキュリティの構築・維持していくことは難しいので、ハルリでは保守サービスにて万全のセキュリティの構築・維持も行っております。

保守サービスでは、セキュリティの構築・維持以外にも、WordPress・プラグインを常に最新の状態に保つことはもちろん、常にパフォーマンスが高い状態を維持するためのメンテナンス、そして本文にも書きましたが、万が一の事態に備えるバックアップまで全て行っております。

これは、ホームページの保守に関することを全てハルリが行い、お客様がホームページの運営だけに集中していただけるようにするためです。

ホームページ・WordPressの制作はもちろん、ホームページの保守もハルリにぜひお任せください。