ハルリのホームページの軽量化を行いました。

外見は全く変わっていませんが、数%軽量化されています。

元々軽量化しながら作っていたので、大きく軽くなることはありませんが、細部の無駄をそぎ落としたような感じです。

さて、このブログを読んでくださっている方は、「ページの重さ」についてお考えになられたことがあるでしょうか?

ページが重くなればなるほど、ページの読み込み時間が長くなり、ページが開かれるまでの時間が長くます。

もしもあなたがページの読み込み時間が長いページに辿り着いたらどうでしょうか?1ページ目はページが読み込まれるまで待つかもしれません。

リンクを辿って、2ページ目を見た時にやっぱり遅い…。

遅いとわかっても、そこからさらに3ページ目、4ページ目と、そのホームページを見ようと思うでしょうか?

多くの人が他のページを見たくなくなってしまうと思います。

実際に、ページの読み込み時間の長さと離脱率(途中でホームページを見なくなる率)は比例していて、ページの読み込み時間が長くなればなるほど、離脱率も上昇するという調査結果があります。

他にも、ページが重いと、サーバーへの負荷が多くなりますし、ホームページを見てくださるユーザーのデータ通信量を多く消費させてしまいます。また、近年Googleはページの読み込み速度も評価の基準にしているので、ページが重いとSEO対策にとってもマイナスです。

このように、ページが重いことはデメリットなので、できるだけページを軽くするために、ページの軽量化はとても大事なことですが、ほとんどのホームページが軽量化していません。

ページの重さを測るには?

どれくらいページが重いかは、Pingdom Website Speed Testを使うと計測することができます。

pingdom website speed test

「URL」に重さを計測したいページのURLを記述して、「Test from」で「Asia - Japan - Tokyo」を選択して、「START TEST」をクリックして、少し待つと結果が出てきます。

「Page size」が、そのページの重さです。

ページを軽量化するとどれくらい変わるのか?

ページを軽量化するのとしないのとでは、実際どれくらい変わるのでしょうか?

ちょうど過去のご依頼で、どれくらい変わったかお客様に示すためにPingdom Website Speed Testで計測もしていたのでご紹介します。

SEO対策を強化したいというご相談があり、お客様のホームページを見てみると、あまりSEO対策ができてなく、ページの軽量化も行われていませんでした。

しっかりとSEO対策をするためには、修正しなくてはいけない箇所が多いため、一から作り直すことになったのですが、お客様のご予算の関係上費用を抑えるために、デザインを変えずに、リニューアルさせていただくことになりました(デザインとテキストがある状態で、新規のホームページを制作するのと同じです)

作り直す前(軽量化をしていない状態)のページの重さ

まず、ハルリが作り直す前のページが軽量化されていない状態で、Pingdom Website Speed Testで計測したのがこちらです。

リニューアル前のページの重さ

ページの重さは8.9MBでした。

ちなみに、このお客様に限らず、ほとんとのホームページはページの軽量化が行われていないので、プロのホームページ制作会社でも、ページの軽量化を行っている会社は少ないかと思いますので、作り直す前のホームページを作った制作会社が特別腕が悪いという訳ではありません。

作り直した後(軽量化を行った後)のページの重さ

先程も書きましたが、ページが重くなるとSEO対策に悪影響があるので、同じデザインでもページが重くならないように作っていきます。

さらに、ページの軽量化も合わせて作り直した結果がこちらです。

リニューアルした後のページの重さ

4.0MBで、半分以下の重さになりました。

同じデザイン・同じテキスト・同じコンテンツの量・同じ機能でも、コードの書き方や作り方によってこれだけの差が出ます。

ちなみに、リニューアルでレスポンシブデザインにしているので、かなりコードを追加していますし、SEO対策を強化するために追加したコードもあります。

それでもこれだけの差が出ました(今回はご予算の関係で全てできませんでしたが、しっかりと作り込めば、もう少しページを軽くすることができます)

8.9MBから4.0MBになると、SEO対策にも良いですし、ユーザーが途中で離脱してしまうのも防ぐことができるので、WEBマーケティングにもプラスの影響があります。

廃案になったアイディア

ページの中に、WEBマーケティングの寄与度がそれほど高くないのに、ページを重くしているコンテンツがあり、SEO対策の強化がリニューアルの目的だったので、その部分の削除をご提案させていただきました。

そのコンテンツを削除した際のページの重さがこちらです。

却下されたページの重さ

1.5MBで、作り直す前の8.9MBと比べると1/4以下の重さになりました。

これくらい軽くした方が、SEO対策にとってもWEBマーケティングにとっても良いのでご提案させていただきましたが、お客様が大事にされているコンテンツだったので、このアイティアは廃案になりましたが、ページの重さも考慮しながらコンテンツを決めて、ホームページを制作するとここまでページを軽くすることができます。

あとがき

このように、同じデザイン・同じテキスト・同じコンテンツの量・同じ機能でも、ホームページの作り方一つで、これだけページの重さが違ってきます。

今回はデザインとコンテンツがはじめから決まっていたので、軽量化できる量に限界がありましたが、ハルリではコンテンツを制作する時、仕様を決める時など、ページの重さに限らず、もっと良いホームページにするためのご提案とアドバイスをさせていただいております。

お客様が安心して任せられるホームページ制作をハルリでは行っております。

ホームページの制作・リニューアル、Wordpress構築、SEO対策、WEBマーケティング、WEBコンサルティング、ホームページの保守まで、WEBに関することならなんでもお気軽にハルリにご相談ください。