【ネットリテラシー】ネット上の正しくない情報を精査する6つのポイント
インターネット上には正しくない情報が溢れている
このような記事を見つけました。
「いいね」の多さが正しさとは限らない 感情で子どもの医療情報を判断する怖さとは? #日本のモヤモヤ
「正確な情報を伝えたいけれど、なかなか患者さんや家族にうまく届けられない。どうして自分の情報よりも不確かな情報に吸い寄せられてしまうのだろう」…
職業柄、他の職業の方よりもインターネットを見る時間が長いと思いますが、インターネット上には専門家ではない人の主観による憶測、一般的な常識からかけ離れた意見(陰謀論など)、読み手に意図した印象を与えるように誘導するための偏向や切り抜きなど、正しいとは言えない情報がたくさん溢れています。
インターネットには、正しい情報と正しいと言えない情報が入り混じっていて、取捨選択することが大事なのですが、誰もがインターネットを見るのにたくさんの時間を割けませんし、また正しいかどうか考えて情報を精査する時間がある訳ではないので、正しくない情報を信じてしまう方もいらっしゃいますので、私が普段どういう部分を見て情報を精査しているかについて書きたいと思います(ご紹介した記事と重複する内容もあります)
「声の大きさ=正しい」ではない
声が大きかったり、同意見の人が多いと正しい情報という印象を持ってしまいます。
インターネットでは昔から「ノイジーマイノリティ」「サイレントマジョリティ」という言葉があって、「声が大きい少数派」と「声が小さい多数派」という言葉があり、少数派の方の意見ばかり目にするので、少数派の方の意見が多数派に見えてしまう状況です。
例えば、ツイッターでトレンドに入るとそれが多数の意見のように感じてしまいますが、実は限られた人(少数派)が一斉にツイートして、トレンドに入ったということもあります。
また、一人でいくつものアカウントを使って、何人も同じ意見の人がいるかのように見せかけていることもあり、必ずしも「声の大きさ=正しい」という訳ではありません。
本文の内容と違うタイトルを付ける
アクセス数を稼ぐために、所謂「釣りタイトル」にしたり、本文の内容と違うタイトルを付けていることがあります。
読み手からすると、タイトルの印象が強いので、本文は違う内容なのに読み終えた時にタイトルのイメージを残ってしまうということがあります。
そのため、タイトルで先入観を持たず、本文の内容を精査する必要があります。
感情に訴える
感情に訴えるのはマーケティングでも使われている手法で、同情を得たり、不安を煽ったり、怒りを煽ったりして、感情に訴えることで、興味を引いたり、注目を集めたり、共感を得たり、信憑性や重要度を増加させていることがあります。
事実なら問題ないのですが、マーケティングとして反応率を上げるためだったり、書き手の意図した方向に誘導する印象を与えるために利用されているケースもあるので、注意が必要です。
ポジショントーク
ポジショントークは、自分が有利になるための意見を言うことで、書き手の利益になっても読み手の利益になるとは限りません。
逆に間違った情報を信じてしまうことで、不利益を被ることもあります。
私がこのブログを書く時に特に気を付けていることの一つで、ポジショントークをしていると信用を失ってしまうので、ポジショントークをしていると誤解されないように気を付けています。
大事なデメリットを隠す
物事にはメリットとデメリットの両面があって、メリットを知ればそれをする理由になって、デメリットを知ればそれをしない理由になります。
メリットがあれば必ずといっていいほどデメリットもありますので、メリットしかないかのような情報はデメリットも調べた方がいいと思います。
簡潔でわかりやすい
まとめサイトや初心者でもわかる解説、最近ではファスト教育というものが流行っていて、簡潔でわかりやすい情報はインターネット上で価値があり、アクセスを集めやすい傾向があり、そういうコンテンツが増えています。
自分が知らなかったことを理解した時に、それが正しい情報だと錯覚しやすく、正しくない情報を信じさせるために悪用されることもあるので、注意が必要です。
また、簡潔でわかりやすくするために、どうしても情報が浅くなってしまうので、その分野の大部分を理解したと錯覚してしまいやすいことも併せて注意が必要です。
その分野のことをわかっていればいるほど、情報量が多くなるので、簡潔にわかりやすくすることは難しくなります。
話しが脱線しますが、簡潔でわかりやすいコンテンツでマーケティングをする場合、わかっている人が見ると知識が浅い印象を持たれてしまい、そういうブランディングをしていることになるので、そういったことも考慮してWEBマーケティング戦略を組み立てていく必要があります。
あとがき
今回はいつもの記事と主旨が違いますが、たまたまご紹介した記事を見かけたので、このブログを読んでくださる方の情報の精査に少しでもお役に立てばと思い、書かせていただきました。
ご紹介したポイントに当てはまれば全て正しくないという訳ではなく、正しくない情報を流す時によく使われている手法です。
ハルリでは、お客様のホームページを制作させていただく際に、正しくない情報だと誤解されないということにも気を付けて制作をしています。
ホームページの制作、WordPressの構築、WEBマーケティング、SEO対策のことなら、ぜひハルリにご相談ください。
最終更新日
ハルリ
WEBマーケティング・SEO対策が得意な札幌のフリーランスのWEBデザイナー。お客様のお悩みを解決するコンサルティング型ホームページ制作を行っています。
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