ハルリにはSEO対策に関するご相談が多く、いろいろなお悩みをお聞きしていると、SEO対策がどういうものかわからなかったり、SEO対策を誤解している方も多く、効率が悪くなってしまっていることもあるので、今回から数回に亘ってSEO対策を成功させるために知っておきたいSEO対策の知識について書きたいと思います。

検索エンジンのシェアはGoogleが90%なので、実質SEO対策はGoogle対策

まず最初に大前提となるのが、検索エンジンのシェアの90%がGoogleなので、実質SEO対策はGoogle対策になっているということです(Yahoo!Japanも現在はGoogleの検索エンジンを使っています)

Googleはガイドラインを定めていますので、ガイドラインに沿ったSEO対策をすることが基本となります。

SEO対策についていろいろな情報がありますが、中には間違っている情報や古い情報もありますので、GoogleのガイドラインからブレずにSEO対策することが大切です。

不正なSEO対策(ブラックハットSEO対策)に気を付ける

Googleのガイドラインでは評価基準だけでなく、禁止行為も定められていて、検索順位を操作しようとする行為は不正として禁止されてます。

ちなみに、ガイドラインで禁止されている行為をすることを「ブラックハットSEO対策」と呼ばれていて、逆に正当なSEO対策をすることは「ホワイトハットSEO対策」と呼ばれています。

ガイドラインで禁止している不正なSEO対策をすると、ペナルティを与えられて検索順位が大きく下がったり、重いペナルティだと最悪検索結果から除外(検索しても検索結果に載らなくなる)されます。

SEO対策でペナルティを受けたというご相談を受けていると、禁止されていると知らずにサイト管理者が不正なSEO対策をしてしまったというケースもあれば、ホームページ制作会社などにSEO対策を依頼して不正なSEO対策をされてしまったというケースも多いので、SEO対策をする際はそういった点も気を付けてください。

SEO対策の種類

SEO対策は具体的にどのようなことをするかご存じない方も多いので、SEO対策はどのようなことをするか知っておくと、現状分析がしやすくなったり、これからなにをすればいいかが見えてくると思います。

SEO対策は大きく分けると4種類あります(あくまでもハルリの分類の仕方です)

  1. コンテンツ
  2. 内部SEO対策
  3. 外部SEO対策
  4. その他

1、コンテンツ

ページのコンテンツが良いコンテンツであるほど検索エンジンからの評価が高くなります。

「SEO対策は良いコンテンツを作るだけでいい」という声もありますが、SEO対策は一つのことをするだけでうまくいくような単純なものではありません。

良いコンテンツというのは必須条件で、コンテンツ以外のこともすることで成功率を高めることができます。

2、内部SEO対策

ホームページの作りを検索エンジンに適した構造にするもので、SEO対策の土台になる部分です。

細かいものも含めるとたくさんの種類があり、ホームページ全体の設計や構造に関わってくるものまであり、この部分はホームページ制作会社が担当することが多いですが、SEO対策をする人のスキルやノウハウによってどこまでできるかが変わってきます。

3、外部SEO対策

他のサイトからどれくらい被リンクをもらっているかで、発リンクしているページの質が高いほど、そして被リンクの数が多いほど、評価が高くなります。

一昔前は月額料金を支払って被リンクしてもらうSEO対策が主流でしたが、現在はそのようなSEO対策は「被リンクの購入」とされ、Googleのガイドラインで禁止されています。

4、その他

1~3以外にもたくさんのSEO対策があるので、1~3以外のSEO対策はまとめてその他に分類しておきます。

制作時に行うSEO対策と後から追加していくSEO対策の違い

1~4はそれぞれSEO対策をするタイミングが違いますので、それぞれのSEO対策の特徴がわかると、どの場面でどこを重視すればいいかがわかり、効率良くSEO対策ができます。

「1、コンテンツ」と「2、内部SEO対策」はホームページ自体に行うものなのでホームページ制作時、「3、外部SEO対策」と「4、その他」は基本的に追加していって積み上げていくものなのでホームページ完成後に行います。

つまり、「1、コンテンツ」と「2、内部SEO対策」をホームページ制作時にしっかりやっておけば、あとは「3、外部SEO対策」と「4、その他」だけをするだけで良くなるので、効率良くSEO対策ができるようになります。

内部SEO対策をする時は特に重要

特に制作時で大事なのは「2、内部SEO対策」で、「1、コンテンツ」は、ホームページ制作時にしっかり作られていなくても、テキストなので完成後に修正してもそれほど大変ではありませんが、「2、内部SEO対策」がしっかりできていないホームページはあまりSEO対策のことを考えて作られていないので、例えるなら普通の乗用車をスポーツカーに作り直すようなもので、完成後に内部SEO対策をやり直すとなると大掛かりな作業が必要になります。

他社で制作した内部SEO対策がしっかりできていないホームページの内部SEO対策強化をハルリにご依頼していただくことも多いのですが、他社で制作したホームページを修正する場合、まずどのように作られているか分析しないといけないため慎重な作業が必要で、修正箇所も多いため一つ一つ分析するなら丸ごとコーディングし直した方が早く、ホームページ全体のコーディングをやり直したり、中にはホームページの設計や構造から変えないといけないこともあり、構造を変更したら構造変更に伴う処理も必要になったりするので、お客様が考えている以上に大掛かりな作業になります。

内部SEO対策は、ホームページ制作時にしっかり行っておくのが一番効率が良いので、ハルリではホームページ制作時にしっかりと内部SEO対策をするようにしています。

あとがき

いかがでしたでしょうか。

これまでいろいろな会社様のSEO対策のご相談を受けてきて、「こういうことを知っておけば成功しやすくなる」ということを何回かに分けて投稿しようと思っています。

今回はSEO対策の種類について書きましたが、SEO対策がなかなか上手くいかない方は、まずは内部SEO対策をしっかりすることから始めた方がいいと思います。

ほとんどのホームページは内部SEO対策をしっかりやっていないので、内部SEO対策をしっかりやっているだけでアドバンテージになりますし、効率良くSEO対策ができるようになりますので、内部SEO対策の強化に大掛かりな作業が必要になって費用が掛かっても、それ以上の価値があると私は思います。

ホームページの制作、WordPress、SEO対策、WEBマーケティングは、ハルリにぜひご相談ください。