普通の会社は頻繁にホームページの制作をすることがなく、ホームページ制作会社によってやり方はバラバラなので、ホームページの制作・リニューアルをする際に、どのようなことを考えておけばいいかわかりにくいかと思います。

WEB担当者の方のご参考になればと思い、一覧にいたしましので、ホームページの制作・リニューアルを依頼する際のチェック項目としてご活用いただければ幸いです。

あなたの会社について

1、あなたの会社の理念やビジョンはなんですか?

理念やビジョンがあって、その下にWEB戦略があります。ホームページの制作に取り掛かる前に、理念やビジョンを再度確認しましょう。

2、あなたの会社の強みはなんですか?

強みはとても大切です。他社との比較やデータ、外部機関からの認定など客観的なものもあると、より明確になります。

3、お客様があなたの会社を選ぶ理由はなんですか?

アンケート結果やお客様の声があればベストですが、なければ営業・販売部門などお客様と直接関わっている部門に聞いてみましょう。

ホームページの目的について

4、ホームページの目的はなんですか?

WEBから新規顧客を獲得したい、検索エンジンで上位に表示されるようにしたい、お問い合わせを増やしたい、会社のイメージアップをしたい、採用を強化したいなど目的を明確にしましょう。目的が複数でも可です。

5、アクセス数・PVやお問い合わせ数などの目標はありますか?

数値目標がある場合は、具体的な数字もあった方が明確になります。数値目標がなければ無理に作る必要はありません。

6、ターゲット層はどんな人ですか?

BtoBのビジネスでしたら、どういった会社か?BtoCのビジネスでしたら、性別・年齢層・職業・住んでる地域など、ターゲット層をできるだけ明確にしましょう。

制作するホームページについて

7、どのようなホームページにしますか?

ホームページ制作会社に任せっきりにするのではなく、WEB担当者も予めどのようなホームページにしたいかある程度の構想を持っていた方が良いホームページになります。

8、更新するコンテンツはありますか?

ブログやお知らせ、営業カレンダーなど、更新するコンテンツを明確にしておくと、ホームページを設計する際に役立ちます。

できれば、ブログを更新するなら、どのような記事を書くか?まで構想を練っておくと、記事をカテゴリーで分けたり、タグを付けるといった緻密な設計を行えるようになります。

また、今後追加して更新する予定があるコンテンツがあれば、事前にまとめておくと、拡張性のある設計にすることができます。

9、必要な機能はありますか?

お問い合わせフォーム、スマートフォン対応、営業カレンダー、ブログ更新システム(Wordpress)、SNSボタン、SSL(暗号化)、外国語ページなど、必要な機能を事前に一覧にしておくと、わかりやすくなります。

10、ホームページをどんな体制で、どのように運営しますか?

ホームページは作って終わりではなく、運営も大切です。例えば、「社員全員(WEBに慣れていない社員も含む)でブログを書く」「WEB担当者だけで運営する」など、どんな体制で、どのように運営するかを予め明確にすることで、運営方法に合った設計にすることができます。

11、古いOSやブラウザにも対応させる必要がありますか?

Windows XPなどの古いOS、古いバージョンのブラウザなど、今ではほとんど使われてなく、古いOSやブラウザに対応させると制限されてしまうこともあるので、通常のホームページは非対応になっています。古いOSやブラウザにも対応しなくてはならない特別な事情があれば、必ずホームページ制作会社に伝えましょう。

12、参考サイトはありますか?気に入っているポイントと気に入っている理由はなんですか?

参考サイトがいくつかあると、ホームページ制作会社とイメージの共有をしやすくなります。気に入っているポイント(デザイン・WEBマーケティング・機能など)と気に入っている理由を明確にしておくと、リニューアルで上手に活かせることができます。

13、現在のホームページで変更したいポイントと変更したい理由はなんですか?(リニューアルの場合のみ)

リニューアルの際に理想だけではなく、現在のホームページの不満点の解消もすることで、より理想のホームページにすることができますので、一覧にしておくと便利です。変更したい理由が明確になれば、解決策の方向性が見えてきます。

14、現在のホームページで気に入っているポイントと気に入っている理由はなんですか?(リニューアルの場合のみ)

気に入っているポイントを一覧にすることで、リニューアル後も引き継ぐポイントが見えてきます。気に入っている理由を明確にして、ホームページの目的やあなたの会社の理念・ビジョンからずれていないか再確認しましょう。

デザイン

15、デザインの方向性は決まっていますか?

高級、親しみやすい、子供向けなど、ターゲット層やあなたの会社のマーケティング戦略に合ったデザインの方向性にしましょう。

16、会社のイメージカラーやデザインの規定はありますか?

マーケティングで統一感は大切な要素の一つです。現実のあなたの会社とWEBでのあなたの会社に統一感が出るように、会社のイメージカラー、フォント(字体)など、デザインの規定がないか再確認しましょう。

17、デザインを合わせるツールはありますか?

会社案内、商品のパンフレット、名刺など、デザインを合わせるツールがあれば事前に準備しましょう。

準備するものと依頼することの確認

18、ホームページ(会社)のロゴはありますか?

ホームページにはロゴが必要になります。すでに会社やお店のロゴがあれば、イラストレーターなどのデータになっているか確認しましょう。データになっていなければ、データを作る必要があります。

ロゴがなければ、簡易的なものなら低価格で制作できます。また、ホームページ制作を機に他のツールでも使えるしっかりとしたロゴを制作するのも良いかと思います。

19、写真は用意していますか?

ホームページで使用したい・使用できそうな写真素材があれば、まとめておきましょう。

20、新たに写真を撮影する予定はありますか?

新たに写真を撮影する場合は、カメラマンの手配を忘れないようにしましょう。プロとアマチュアではクオリティに大きな違いがあるので、プロのカメラマンがおすすめです。

カメラマンにとっての良い構図とホームページにとっての良い構図は違うので、写真自体は良くても、ホームページでは使えないということもあります。そうなると、せっかくの撮影が無駄になってしまい、再度撮影しなくてはいけなくなるので、費用は掛かりますが、ホームページ制作会社に写真撮影に同行してもらうのも一つの手です。写真撮影に同行してもらうことで、よりホームページに合った写真を撮影することができます。

21、新たに制作するイラストはありますか?

新たに制作が必要なイラストがあれば、予めどのようなイラストが必要か一覧にしておくと便利です。

22、お持ちの写真とイラストの著作権を持っていますか?

著作権がない写真やイラストは、ホームページに使用することができませんので、お持ちの写真とイラストの著作権を予め確認しておきましょう。

23、テキストは用意していますか?

ホームページのテキストをどのように準備するか決めておきましょう。リニューアルの場合は、現在のホームページのテキストをそのまま流用することもできます。

WEBライティングに慣れていれば、自社で行うのもいいですが、WEBライティングに慣れていなければ、ライティングも行ってくれるホームページ制作会社やライターに依頼する方法もあります。

外部に依頼する場合は、目的に合ったライター(マーケティングの要素が必要ならマーケティングがわかるライター)を選ぶことが大切です。テキストは非常に大切な部分ですので、外部に依頼する場合は、任せっきりにするのではなく、積極的に校正をして必要があれば修正を加えるようにしましょう。

WEBマーケティングに関して

24、あなたの会社のマーケティング戦略はなんですか?

WEBマーケティングは会社のマーケティング戦略に沿ったものにする必要がありますので、会社のマーケティング戦略があれば、事前に確認しておきましょう。

25、WEBマーケティングプランはなんですか?

ホームページの目的があれば、目的を達成するためのWEBマーケティングが必要になってきます。

プロモーション面だけではなく、アクセスをどのように集めるかも大切です。広告を出稿するのであれば、毎月どれくらいの広告費を掛けるかまで明確になっていると、より現実的で実現可能性の高いWEBマーケティングプランが作成できます。

WEBマーケティングプランから制作してくれるホームページ制作会社もあります。

SEO対策

26、SEO対策をするキーワードは決まっていますか?

対策したいキーワードを事前に選んでおきましょう。キーワードが複数ある場合は、SEO対策戦略が必要になる場合が多いです。

SEO対策でキーワード選びは非常に重要で、キーワード選びでSEO対策が失敗してしまうこともあります。

ニーズの高さ、競合の強さ、月間アクセス回数など、キーワードを選びには調査と専門的な知識が必要なので、キーワードの選定に自信がなければ、SEO専門会社やSEO対策に強いホームページ制作会社にキーワードの選定から依頼することもできます。

依頼する内容の確認

27、依頼する内容の確認

ホームページの制作を依頼する前に、下記のように依頼したい内容を一覧にまとめておくと、わかりやすくなります。

  • ロゴの作成
  • 企画・構成
  • ライティング
  • 写真撮影同行
  • 保守
  • 完成後のサポート(WEBコンサルティング)

WordPressなどのシステムを導入する場合は、メンテナンスが必要になりますので、ホームページの保守をどうするか事前に決めておきましょう。

また、ホームページは完成して終わりではなく運営も大切なので、必要があればWEBコンサルティングも検討しましょう。

制作に関して

28、公開はいつを予定していますか?

ホームページの制作が始まると、当初予定していなかったことが出てくることもあります。また、公開する前に確認をする時間も必要なので、ある程度余裕を持ったスケジュールにしましょう。公開までの余裕がなければ、質が下がってしまったり、ミスが出やすくなってしまいます。

簡易的なホームページでなければ最低1ヶ月、きちんとしたホームページにするなら、できれば2ヶ月は取りたいところです。

29、予算はいくらですか?

あなたの会社に最適なホームページが明確になったら、あとは予算です。

ホームページは費用と質が比例しますので、あまり予算を削ると、質の低いホームページになってしまいます。必要なことには十分に予算を割いて、適正な予算を掛けるようにしましょう。

あとがき

良いホームページにするためには、WEBだけに限らず、マーケティングや経営に関する要素も必要になってきます。

ハルリは、マーケティングと経営戦略の資格も持っていて、良いホームページにするためのしっかりとしたバックアップ体制がある数少ないホームページ制作会社です。

また、大手制作会社でしかできなかった高品質なホームページを大手制作会社よりも安く制作できることが大きな強みです。

良いホームページの制作・リニューアルなら、ハルリにお任せください。