前回の【2015年版】SEO対策の基本~SEO対策≒Google対策で、Googleのシェアは約90%で、現在のSEO対策はGoogle対策とも言えるという記事を書きましたが、SEO対策をする上で、これまでのSEO対策がどのようなものだったかを知るのは、今後のSEO対策の方針を決める上で大切なことだと思います。

ということで、今回は2015年版SEO対策の基本の第2回としてこれまでのSEO対策について書きたいと思います。

Googleの考え

当たり前のことですが、Googleの検索順位を決めているのはGoogleです。
仮にGoogleが黒だと言ったら、たとえ白でも検索エンジン上では黒になってしまいます。
それくらいSEO対策をする上で、Googleの存在は絶対的なのです。

どんなに素晴らしいサイトだったとしても、Googleの方針からずれてしまっているのでは、適切な評価をしてもらえず、上位に表示してもらえません。
ですから、まずはGoogleがどのように考えているのかを知ることが大切です。

Googleの方針を要約すると以下のようになります。

Googleは、検索をしたエンドユーザーに対して、最適な検索結果を表示することを目標として、定期的にアルゴリズム(わかりやすくいうと検索エンジンの評価方法です)の変更を行い、検索精度の向上を図っています。
そのため、サイトの検索順位を不正に上昇させる行為を嫌い、不正行為をしているサイトに対してペナルティを与えています。

至極真っ当で、当たり前のようなことですが、これはSEO対策をする上で非常に大切な考えですので、SEO対策を行う方はぜひ覚えておいてください。

これまでのSEO対策

昔の検索エンジンは洗練されてなく、評価方法が未熟でした。
その未熟な評価方法に合わせた対策を行えば、どんなサイトでも検索順位を上げることができました。
そして、そのようなSEO対策が行われたサイトばかり上位に表示されるようになりました。

例えば、キーワードを過剰に詰め込んだり、検索順位を上げるためだけの被リンクがたくさんあるサイトなどが、検索順位の上位になっていたのですが、これはエンドユーザーにとって最適な検索結果ではありません。

そのことに気付いたGoogleはアルゴリズムのアップデートを行い、検索順位を上げるだけの行為を不正とみなし、不正なSEO対策をしているサイトに対して、ペナルティを与えて、正当なSEO対策以外は評価しないようになってきています。

「昔、不正なSEO対策をしていたサイトは悪い」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今では不正だと扱われるようになりましたが、当時Googleはそれを基準に評価をしていたのです。

また、検索エンジンが未熟だったため、現在正当だとされる方法だけでSEO対策をしていたら評価してもらえませんでした。

本来Googleが順位を決めるので順位を保証することができないのに、一昔前に順位を保証するSEO業者がいたのは、以前の検索エンジンは未熟だったために、現在よりも高い確率でお客様のサイトの順位を上げることができたからです。

あとがき

今回はこれまでのSEO対策について書かせていただきました。
肝心のこれからのSEO対策については次回書きたいと思います。