WordPressでカスタムフィールドを使えるようにするために、プラグインの「Advanced Custom Fields」を使用するのが一般的になっているかもしれませんが、今回はカスタムフィールドの機能追加についてもう少し深掘りをして、最適なカスタムフィールドの実装方法について書きたいと思います。

WordPressのカスタムフィールドとは?

WordPressにはカスタムフィールドという機能があり、投稿本文とは別の投稿枠を作成して、記事に反映させるものです。

記事を投稿する際にタイトルと本文を入力する場所が分かれていますが、それと同じようにタイトル・本文の他に入力する枠を新たに追加して、記事に反映させることができます。

「各記事に共通して必要な項目だけど、記事によって内容が異なる」という場合にカスタムフィールドを追加しておくと効率良く記事を追加することができます。

例えば、ネットショップの商品ページは、商品の販売価格は必ず必要になる項目ですが、商品によって価格が異なりますので、カスタムフィールドで「販売価格」の項目を追加して、レイアウトの体裁も整えておくと、効率良く商品を追加することができて、販売価格の記載漏れも防ぐことができます。

カスタムフィールドの機能を追加する方法は2種類

カスタムフィールドの機能を追加する方法は大きく分けて2種類あります。

  1. Advanced Custom Fieldsなどのプラグインを使う
  2. テーマフォルダの中にあるfunction.phpにコードを記述

機能の追加は、テーマフォルダの中にあるfunction.phpにコードを記述すればできます。

「プラグインは、function.phpにコードを記述しなくても簡単に機能が追加できるようにパッケージング化されたもの」と考えていただくとイメージしやすいかと思います。

プラグイン(Advanced Custom Fields)を使うメリットとデメリット

プラグインを使うメリットは以下の通りです。

※()内は前項の「テーマフォルダの中にあるfunction.phpにコードを記述」でカスタムフィールドを追加するデメリットです

プラグインを使うメリット

  1. WordPressのスキルがなくてもカスタムフィールドを追加できる(コードを記述してカスタムフィールドを追加する場合、WordPressのスキルが必要になる)
  2. 工数が少なくて済む(コードを記述してカスタムフィールドを追加した場合、プラグインを使用するのと比べて、若干工数が増える)
  3. カスタムフィールドを設定した後に、WordPressのスキルがなくても追加や変更ができる(コードでカスタムフィールドの追加・変更・削除をする場合、WordPressのスキルが必要になる)

プラグインを使うデメリット

次にプラグインを使うデメリットは以下の通りです。

※()内は前項の「テーマフォルダの中にあるfunction.phpにコードを記述」でカスタムフィールドを追加するメリットです

  1. プラグインの脆弱性により、ハッキングのリスクが高まる(プラグインを使わないため、プラグインの脆弱性をなくすことができる)
  2. プラグイン同士の競合でバグが起こる可能性が高まる(プラグインを使わないため、プラグイン同士の競合が起こりにくくなり、バグが発生する可能性が低くすることができる)

前項の「テーマフォルダの中にあるfunction.phpにコードを記述」でカスタムフィールドの機能を実装するメリット・デメリットはこの逆と考えてください。

カスタムフィールドの最適な実装方法

最適なWordPressのシステムの設計方法は、お客様の使用方法によって異なりますので、ハルリではお客様の使用方法に合わせて、お客様が使いやすいWordPressの設計を行っています。

ホームページを制作する際に使用するプラグインもお客様にとってのメリットとデメリットを総合的に考えて使うようにしています。

カスタムフィールドを追加する際に、お客様にとってプラグインを使うメリットはあまりない

カスタムフィールドを追加するためにプラグインを使うのは、スキルが必要なくなったり、工数が減ってコストを削減できるので、ホームページを制作する側にとってメリットがあっても、ホームページを依頼するお客様にはあまりメリットがありません。

工数を削減できて料金が安くなったとしても微々たるものですし、プラグインを使うとスキルが必要なくなるので、お客様ご自身でカスタムフィールドの追加・変更ができるようになりますが、実際のホームページ運営で後からお客様ご自身でカスタムフィールドの追加・変更をする機会は非常に少ないかと思います。

一方、プラグインを使用するデメリットのプラグイン同士の競合によるバグやプラグインの脆弱性によるハッキングは、起こることは稀ですがもしも起こった際の被害が大きいので、避けられるならできるだけ避けた方がより安全にホームページの運営ができるようになります。

※Advanced Custom Fieldsは先月(2023年5月)に脆弱性が発見されています。

コードを記述してカスタムフィールドを実装した方がメリットが大きい

コードを記述してカスタムフィールドを実装した場合、プラグインを使用するのと比べてそれほど料金は変わりません。

また、完成後にカスタムフィールドの追加・変更をすることになっても、制作会社に追加・変更の依頼をしてもそれほど費用は掛かりません(それほどの作業量ではないので、ハルリではホームページの保守サービスをお申込みいただいてるお客様には無料で行います)

そのため、プラグインを使用するのと比較して、コードを記述して実装するデメリットはあまりなく、バグや脆弱性を回避できるメリットの方が大きいので、カスタムフィールドの機能を追加する際はコードを記述して実装した方が最適かと思います。

あとがき

今回は専門的な内容になりましたが、ホームページ制作業界は経験が浅かったり、スキルがあまりないWEBデザイナー・コーダーも多く、それなりにデザインが整えられているので、お客様はきちんと作られているのか、雑に作られているかなかなか見分けが付きにくいかと思います。

以前とある企業様から「他社で制作したホームページでトラブルが起こったので対応してほしい」というご相談があり、どのように作られているか確認すると雑に作られていて、雑に作られていたことがトラブルの原因でした。

ホームページのことは作った会社が一番把握しているので、「制作した会社に相談した方がいいですよ」とお伝えしたところ、制作した会社はスキル不足のため対応できないとのことでした。

ホームページの中身はなかなか一般の方にはわかりにくく、デザインがちゃんとしていれば、ホームページがちゃんと作られていると誤解しやすいです。

特にWordPressは、システムの設計やコーディング、プラグインの使い方によって、中身が大きく違ってきます。

制作会社選びを失敗すると、トラブルが起こって余計なコストが掛かってしまったり、大規模なシステムの組み直しやコーディングのやり直しが必要になることもありますので、そのような失敗を少しでも防ぐご参考にしていただければ幸いです。

ハルリでは、お客様にとってのベストなホームページになるように、丁寧に制作をしています。

ホームページ制作・WordPress構築・WEBマーケティング・SEO対策はハルリにぜひご相談ください。