2018年の第一弾ということで、今回は効果を出すための核心部分『WEBで効果を出す秘訣』をテーマにして書きます。

タイトルに「ゼロからでも効果が出るホームページに生まれ変わる」と入れましたが、もしもあなたの会社のホームページがすでにある程度の効果が出しているのでしたら、「より効果を高くする」に置き換えていただいても構いません。

これは私がネットショップをやっていた時にわかったことで、これまで多くのお客様に実践してきて、実際に効果を出してきたノウハウです。
逆にWEB戦略が上手くいかないという悩みを持っている会社は、ほぼこの部分が欠けているのが原因です。

今回のテーマ『WEBで効果を出す秘訣』を書くにあたって、WEBで効果を出すための秘訣だけでなく、WEB戦略がうまくいく会社・うまくいかない会社の特徴や実際にあなたの会社で応用できるノウハウまでお伝えできればと考えています。
そのため、表面的だけしか理解できず、結局読んでもなにも変わらないで終わるのではなく、できるだけ深く理解していただいて、あなたの会社のWEB戦略に役立てていただければ幸いです。

理解を深めていただくために、周辺知識も交えてご説明しますので、文章が長いです。
文章が長くて飽きないように、布石・伏線を入れました。
一見関係がないように思えることでも、後でそのことと関連する事柄が出てきますので、関係ないと思えることでも頭の隅にでも入れておいていただいて、ミステリー小説を読むように、少しでも楽しんで読んでいただければ幸いです。

いつもは多少長くてもまとめて一つの記事にしていましたが、今回はかなり長くなってしまったので、何回かに分けてお伝えいたします。
続きの記事を更新した際は、記事の終わりに続きの記事へのリンクを付けますので、併せてお読みいただければと思います。

ネットショップの経験がなぜ役立つのか?

ハルリはWEBで効果を生み出すことを大きな強みの一つとしていますが、効果を生み出すために役立った経験が2つあって、そのうちの一つがネットショップです。

私がWEB業界に参入して、最初にしたのがネットショップで、立ち上げから運営まで行って、最終的には特定の市場でトップクラスにまで成長させることができたので、ある程度成功したと言ってもいいと思います。

中立的な視点

ネットショップをやったおかげで、依頼する側(お客様)と依頼される側(制作会社)の両方の考えを理解できるようになって、中立的な視点で見ることができるようになりました。
ホームページ制作会社の常識がお客様から見ると非常識に見えることがありますし、その逆もあります。
ベストなホームページの制作、ベストなコンサルティングをするためには、ホームページ制作会社側の常識を押し付けるだけではいけませんし、お客様の常識をただ受け入れてもいけません。
中立的な視点で見ることで、ベストなホームページ・ベストなコンサルティングができると思います。

スキルの向上とノウハウの蓄積

ネットショップの経験が役立ったのは、なによりもスキルの向上とノウハウの蓄積です。
ホームページ制作業だけでは得られないスキルの向上とノウハウの蓄積をすることができました。

ネットショップは効果を出すためのスキルとノウハウが磨ける

基本的にホームページ制作会社は、ホームページを作ることがメインなので、磨かれるスキルとノウハウもホームページ制作が中心となります。
また、ホームページが完成したら作業終了となるため、完成後に細かく効果を確認しませんので、そもそも完成したホームページが効果を出しているかどうかもわかりませんし、効果を出すために行った一つ一つの対策も、効果が出るものかどうかもわからない訳です。

一方ネットショップは、ホームページが完成した後の効果を出す部分がメインなので、効果を出すためのスキルとノウハウを磨くことができます。
さらに、ネットショップは効果が収益に直結しているので、効果を出すことへの真剣さが違い、真剣にやったからこそスキルの向上とノウハウの蓄積ができたという部分も大きかったと思います。

そして、効果を出すために様々な対策も行い、その対策の効果を一つ一つ確認していくので、どの対策がどれくらい効果があったのかまで知ることができ、それが効果を出すためのノウハウの蓄積に繋がっていきます。
PDCAサイクルでいうと、ホームページ制作業はPDで終わってしまうところ、ネットショップはPDCAサイクルが回っています。

例えば、ハルリの強みの一つに『高度なSEO対策』があるのですが、細かい対策の効果を一つ一つ確認していなければ、どれが効果があって、どれが効果がないのかわからず、『高度なSEO対策』まで高めることはできませんでした。
細かい対策の効果を一つ一つ確認してきたからこそ、効果のある対策だけを積み上げていって『高度なSEO対策』まで高めることができたのです。

このように、おそらくホームページ制作業だけだったら、今のスキルとノウハウはなかったと思います。
ネットショップをやったからこそ、WEBで効果を出すためのスキルとノウハウを磨くことができました。

厳しい世界で競争することで、さらにスキルとノウハウが磨かれる

あなたはネットショップにどのようなイメージを持っているでしょうか?

「地域性がないから、全国の人に販売できる」と良い面しか知らない人も少なくありません。
『初心者は良い部分だけを見て、上級者になってくると悪い部分も知って、総合的に判断する』というのがあると思うのですが、意外と知られていないのが、「地域性がないから、全国の人に販売できる」ということは、同時に全国の同じ商品を扱っている全てのネットショップが競合になるということです。
つまり、同業者が多く、強豪とも競争しなくてはいけなくなります。

スポーツに例えると、地域性があるビジネスは商圏内での競争ですから、都道府県単位の大会や、もっと地域が限られた市区町村単位の大会のようなもので、その地域の中だけでの競争です。
それに比べて、ネットショップは全国大会やオリンピックなど、もっと大きな大会に出るようなもので、同業者の数もレベルの高さも違ってきます。
同業者の数が多く、レベルの高い同業者とも競争しなくてはいけないため、集客やプロモーションといったスキルやノウハウが、全国レベルでければ生き残っていけません。

今思えば、かなり厳しい環境でしたが、かなり厳しい環境で競争してきたからこそ、レベルの高いスキルとノウハウを取得できたと思います。